■GWにオウチで観よう!茨城ロケ作品10選■

2020/4/28

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご自宅で過ごされている方が多いと思います。
映画館での映画鑑賞や、エキストラ参加が難しい今年のゴールデンウィーク、
これまで茨城県で撮影された名作をご自宅で鑑賞してみませんか?

どの作品も、製作されたその時代の茨城を、映画の中で堪能できます!

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■いばらきフィルムコミッションがお勧めする■
■GWにオウチで観よう!茨城ロケ作品10選■
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【米】
・1957年(昭和32)3月4日 公開
・監督:今井正
・出演:望月優子、江原真二郎、木村功、中村雅子
・主なロケ地:旧出島村(かすみがうら市)、土浦市
・おすすめポイント:
昭和30年ごろの茨城の農家の生活を丁寧に描いた作品。
スタッフ、キャストが半年ほど宿泊して撮影されたという。
観光用ではない実際の帆引き船が映っている。
当時の出島の半農半漁の風景がカラーで撮影された貴重な映像でもある。
かすみがうら市の歩崎公園には「米」の記念碑が建立されている。
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【今日に生きる】
・1959年(昭和34)3月10日 公開
・監督:舛田利雄
・出演:石原裕次郎、北原三枝、二谷英明、南田洋子
・主なロケ地:日立市
・おすすめポイント:
石原裕次郎が日立の町に降臨。
作品上の地名は架空の町だが、日立で撮影された。
物語は当時の日活もの、裕次郎アクションと隆盛を極めていた鉱山の様子が映し出される。
日立の大煙突がシネマスコープの画面に映える。
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【甦える大地】
・1971年(昭和46)2月27日 公開
・監督:中村登
・出演:石原裕次郎、岡田英次、三國連太郎、司葉子
・主なロケ地:旧鹿島市(鹿嶋市)、水戸市〈旧県庁〉
・おすすめポイント:
石原裕次郎が鹿島港開発を推進する茨城県庁職員を演じる。
プロジェクトにかかわった関係者や、鹿島で生活する人々の葛藤を描いた。
裕次郎も2か月間ほど鹿島地区の国民宿舎に宿泊し、主役だけでなく
プロデューサーとしても敏腕をふるい、熱い思いで映画化した。
当時の茨城県も撮影に協力、旧県庁でもロケが行われた。
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【さらば愛しき大地】
・1982年(昭和57)4月9日 公開
・監督:柳町光男
・出演:根津甚八、秋吉久美子、山口美也子
・主なロケ地:旧鹿島町(鹿嶋市)、旧牛堀町(潮来市)
・おすすめポイント:
柳町監督は旧牛堀町、水戸一高出身。
変貌していく鹿島地区を目の当たりにしていく中で物語を紡ぐ。
「甦える大地」のひとつのアンサーと見ることもできる。
根津甚八と秋吉久美子の演技は圧巻。
水戸市千波湖畔にあったレジャーランドでも1シーン撮影された。
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【HANA-BI】
・1998年(平成10)1月24日 公開
・監督:北野武
・出演:ビートたけし、岸本加世子、大杉漣、寺島進
・主なロケ地:高萩市〈赤浜海岸〉
・おすすめポイント:
茨城を舞台にした作品ではないが、茨城ロケ作品なので選出。
第54回ヴェネツィア国際映画祭にて金獅子賞受賞作品。
もっとも印象的なラストシーンは高萩の赤浜海岸で撮影された。
世界のキタノ“キタノブルー”は、茨城の海から生まれた、と言っても過言ではない?!
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【HAZAN】
・2004年(平成16)1月2日公開
・監督:五十嵐匠
・出演:榎木孝明、南果歩、康すおん
・主なロケ地:旧友部町(笠間市)、旧下館市(筑西市)
・おすすめポイント:
記念すべきいばらきフィルムコミッション支援第1作。
旧友部町にロケセットを組み、現在は陶芸美術館に移設し保存公開している。
(臨時休館中)
旧下館出身の聖陶・板谷波山の生涯を描く。
下館地区ではお祭りのシーンを再現して撮影された。
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【夜のピクニック】
・2006年(平成18)9月30日 公開
・監督:長澤雅彦
・出演:多部未華子、石田卓也、郭智博、西原亜希、貫地谷しほり
・主なロケ地:水戸市〈水戸一高〉ほか県内各地
・おすすめポイント:
水戸一高出身である原作者・恩田陸が高校のイベントをモチーフにしたフィクション。
2005年の夏休みに県下の高校生ら延べ5000人のエキストラが協力した。
今もなお活躍する多部未華子をはじめ、若き俳優陣が茨城を舞台に歩きまくる!
今年お披露目された大手門がない大手橋が映し出される。
常住地区の大洗鹿島線と田んぼ、ひたちなか平磯地区のサツマイモ畑など、
県民には見慣れた何気ない風景が、フィルムの中で輝くようなカットを生み出している。
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【桜田門外ノ変】
・2010年(平成22)10月16日 公開
・監督:佐藤純彌
・出演:大沢たかお、長谷川京子、伊武雅刀、北大路欣也
・主なロケ地:水戸市〈千波湖畔オープンロケセット〉ほか県内各地
・おすすめポイント:
長い映画の歴史の中で、ほとんど描かれたことのなかった「桜田門外の変」
吉村昭の原作は水戸藩を中心に描かれているも水戸寄りすぎない表現であったことから
佐藤純彌監督が引き受けてくれた。(昨年ご逝去され、遺作になってしまった)
時系列が入り組んだ表現は佐藤純彌監督の得意技でもある。
近年の映画で、ひとつの作品のために大掛かりなセットを組んだのも話題だった。
弘道館、袋田の滝などは、そのままの設定で撮影された。
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【天心】
・2013年(平成25)11月16日 公開
・監督:松村克弥
・出演:竹中直人、平山浩行、中村獅童、木下ほうか、橋本一郎
・主なロケ地:北茨城市〈日本美術院ロケセット、六角堂〉
・おすすめポイント:
東日本大震災の前から映画化の動きがあったが、津波で六角堂が流出してしまい
一度は暗礁に乗り上げた。
しかし、県内でも被害の大きかった北茨城市と六角堂を管理する茨城大学の多大な協力により
映画製作が再燃、復興のシンボルのひとつとして撮影された。
岡倉天心が苦境に追い込まれ五浦の地に日本美術院を移転した時期を描く。
水戸出身の横山大観、笠間出身の木村武山、菱田春草、下村観山らとの苦難の日々を描く。
北茨城市が建築した日本美術院のセットと、茨大が研究し再建したできたての六角堂が映る。
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【ひよっこ】
・2017年(平成29)4月3日~9月30日
・演出:黒崎博、田中正
・出演:有村架純、沢村一樹、木村佳乃、佐久間由衣
・主なロケ地:高萩市、大子町、ほか
・おすすめポイント:
まだ記憶に新しい、3年前の朝の連続ドラマ小説。
昭和の原風景が残る茨城県北地区とはいえ、
昭和40年前後を再現するのにはそれなりの苦労もあった。
放映中に大きな話題で高視聴率だった。

「実はまだ見ていないんだよな…」という方は、この連休がチャンス!


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選定基準
・茨城ロケで、茨城が舞台である作品(「HANA-BI」を除く)
・多くの茨城県民の協力で撮影された作品
・DVD、ブルーレイ化されている、または配信などで鑑賞可能な作品

セレクト担当:谷田部