穂積家住宅
登録番号:0747
カテゴリー:古い建物/伝統家屋
高萩市
- 所在地
- 高萩市上手綱
- 交通
- 常磐自動車道 高萩IC より5分
概要
江戸時代中期の豪農住宅の代表的な造りで、主家、長屋門、前蔵、衣裳蔵、庭園で構成されている穂積家住宅。寄棟造りに一部入母屋造りを入れ、茅などを数段に重ねて葺いた重厚な屋根を持つ主家は、寛政元年(1789)に建てられたものです。また、この主家や100坪の広さを持つ庭園は、江戸時代に描かれた屋敷絵図にもほぼ現状の姿をとどめ、江戸時代中期の豪農住宅を知る上で貴重な文化遺産となっています。
長屋門はもともと平屋だったものに昭和初期の改修で2階部分を乗せたもので、城郭の楼門のような外観はあまり類がありません。
室内は重厚な雰囲気のなかに当時の豪農の暮らしをしのばせ、主屋北側には後の改修で付け加えられた下屋が張り出しています。主屋背後の衣装蔵とは渡廊下で連結しています。
日本庭園は江戸時代に造られたもので、屋敷の北を流れている関根川から池に水を引いています。
主な撮影実績
- TBS「太宰治物語」
- テレビ朝日「仮面ライダー響鬼」
- 映画「鳶がクルリと」