牛久自然観察の森
登録番号:0305
- 所在地
- 牛久市結束町
- 交通
- 圏央道つくば牛久ICより20分
概要
約20haの広さを誇る園内には地域の自然をそのまま残した雑木林や水辺などがあり、四季折々の鳥や昆虫、植物も豊富に生息しています。自然環境、観察テーマ、利用形態に応じて3つのゾーンに区分けされており、里山の風景が保存されていることが魅力です。NHK大河ドラマ「武蔵」では、「コブナの流れ」エリアで撮影が行われました。
ネイチャーセンター近くの林には、この地域の里山で50年から70年前に植林された杉の木が生え、自生している植物もそのまま保護されています。
マコモ、ヨシ、ショウブ等の植物が茂り、カワセミが飛来する「カワセミの池」や、小川の流れる雑木林があり、毎年6月頃にはゲンジボタルを観察することができます。
湿地帯で水が流れているススキヶ原は、昔は萱場(かやば)と言われ、屋根を葺く萱を育てるところでした。
カッパ沼の周りには木々がうっそうと繁り、秋にはカエデやモミジの紅葉も見られます。昔は、この沼の水を水田に利用していました。
ノウサギの丘には観察舎があり、この縁側付きの農家風建物は、昭和30年代頃までの農家の間取りを再現したもの。庭先には果樹が植えられ、目の前には畑があります。
コブナの池から続く小川と、その両岸に広がる草原には、NHK大河ドラマ「武蔵」で橋をわたるシーンの撮影に使われた木製の橋が残されています。戦の後に刀を洗うシーンも、この小川で撮影されました。
アカネズミの森には、雑木林や杉林の間を通る散策路があり、坂道や分かれ道も点在。周辺に現代の建築物や電柱はありません。
結束の池は、この地帯の農家が農業用水として使用してきた池です。自然観察の森の東裏には水田地帯が広がります。小野川にかけてのごくゆるやかな傾斜地には、雑木林が広がり、畑や田んぼがつくられています。
「ビートルズトレイル」と呼ばれる3.3kmの散策コースがあり、自然観察の森東側からネイチャーセンターに戻るコースにはマダケの竹林があります。地域の里山一帯をそのまま自然観察の森にしている園内には、地元の信仰を集めてきた神社も建てられています。
主な撮影実績
- NHK水曜時代劇 「次郎長背負い富士」
- TBSテレビ「がきんちょ」