西山荘

登録番号:2194

カテゴリー:古い建物/伝統家屋 常陸太田市

所在地
常陸太田市新宿町590
交通
常磐自動車道で東京(箱崎)〜 日立南太田インタ− 約90分
日立南太田インタ−より 西山荘 約30分

概要

元禄3年(1690年)水戸藩2代藩主徳川光圀公は家督を3代綱條に譲り、同4年(1691)5月に栄華を極める江戸城を後に、光圀公自らが始められた「大日本史編纂事業」に生涯を捧げるべく、完成間もない西山荘に移り棲まれました。同13年(1700年)12月6日、西山荘の寝室で亡くなられるまでの10年間、編纂の傍ら多くの領民と親交を重ねられ、多くの人々から「黄門さま」と慕われました。

西山荘は、光圀公の死後も遺徳を偲ぶ歴代藩主により守られてきましたが、残念ながら文化14年(1817年)の野火により焼失しました。その2年後の文政2年(1819年)8代藩主齊脩公により、規模を縮小して再建され、今日に至っています。

西山荘は文化財保護法に基づく茨城県指定史跡ですので、ご利用にあたっては「文化財」であることを認識し、養生・損傷に十分気をつけてください。

写真提供:公益財団法人徳川ミュージアム