つくばみらい市結城三百石記念館
登録番号:1235
カテゴリー:古い建物/伝統家屋
つくばみらい市
- 所在地
- つくばみらい市谷井田
- 交通
- 常磐道谷田部ICから車で15分
概要
結城三百石の当主・結城康行氏から寄付された建物・土地・史料をもとに整備した記念館です。江戸時代後期に建てられた建築物で、敷地内には母屋・長屋門・一の蔵・二の蔵などが建ち、散策用に整備された日本庭園も目にできます。屋根は寄棟造で茅葺屋根の上に大型の波形鉄板を被せています。
軒先に水平に腕木を出し天上を貼る手法は「せがいづくり」と呼ばれるもので、当時、一般階級では禁止されていた建築様式です。一の蔵、二の蔵も同じ頃の建築と推測されています。座敷正面には式台玄関(高身分の客人を迎える正式な玄関)があります。
室内は豪農の家を象徴する田造りの間取りで、柿渋で仕上げられた建具などに風情があります。